さて、レースの方へ戻ろう。スタートはトラブルなくスムーズにレースが始まった。展開上自分がトップで集団を引っ張る形となったが、気にせず初めのストレート付近をクリア。そのまま山を登ってシングルトラックへと入っていった。その後一度下ってジープロードをたんたんと上っていくのだがそこで前回2位の小野寺選手が前に出てきた。合わせる形で山を登り切り、アップダウンを繰り返しながらコース半分をクリア。小野寺選手のスピードが少し遅くなったところでまた自分がトップでペースを作った。後ろは武井選手。平野選手。そのまま1周目をクリアし約13分。2周目。熱い。身体が熱いのを感じた。前半は自分がペースを作る感じでレース展開していたが、その後は3人で先頭を交代して走っていった。3人で2周目を走り終え、補給地点へ。それまでにボトルは空で補給をとらなければいけない場面だった。しかし、自分が思っていた地点よりスタッフが手前にいて補給に失敗してしまった。
くそっ!2周目が終了。3周目へ。「オフィシャルの補給地点が半周走ればある!」と気持ちを切り替え走ったが、身体が急に重くなり力が出なくなってきた。そんな時今回の優勝者武井選手がペースアップし、何の反応もできないままズルズルと後退してしまった。何とかオフィシャルのフィードゾーンにたどり着き、しっかり水分補給をし気持ちをリセットさせた。しかし、身体は重く平野選手、後ろからきた齋藤選手に合わすことなく差を開けられてしまった。それでもシングルトラックなどテクニカルなポイントでは差は埋まり追いつく場面もあった。そこで、前を走る平野選手が転倒していて、その直後平野選手にひっかかっていた木が自分の方に来て転倒してしまった。そして、その木にチェーンが絡まってしまい、なかなか脱出する事ができなかった。この時大きな差が生まれてしまった。一気に集中力が下がり、ペースが上がらないまま3周目終了。4周目は補給をしっかり摂りながら単独で誤魔化しの走りが続いた。「優勝するためには?」の問いに「今、この時BESTな走り」が頭を占領した。4周目終了。
5周目へ。後ろからはGIANT門田選手が迫ってきていた。この時少しずつ集中力が回復してきているのを感じていたので、合わせる形で半周をクリアし、途中からスイッチを入れ追い込みを開始した。先頭とは2分半。少しずつ身体のギアを上げていき、前を追い始めた。この時5周目終了。6周目7周目はとにかく前だけを見て追い込んだ。最終周8周目。先頭に届かない事は分かったが、入賞3位がどんどん近付いてきた。しかしゴールまでには抜けず4位でゴールとなった。
今回は相手との勝負というより、自分との戦いが大半を占めてしまった。そして、バイクハンドルが曲がっているという致命的なミスにスタート前に気付かなかった自分が悔しくて仕方がなかった。時間が経つごとに悔しさが増す今回の気持ちは7月の全日本でぶつけたいと思う。
応援に駆けつけてくれたたくさんの応援団の皆さんに感謝&感謝です。
●次回に向けて
同じミスをしない。消極的な走りはナシで積極的な走りをする。今回見つかった課題をトレーニングで克服する。
【機材に関して】
<MAXXIS ASPEN>
今回のコースは完全にドライコースだった。砂の浮いた高速コーナーでもしっかりとグリップしてくれた。そして、硬く締まった路面では面白いように進んでくれた。今回の空気圧2.0Bar
<BELL VOLT>
今回のレースはとにかく暑かった。そんな中でも頭部の「こもり」は皆無。風が流れるヘルメットだ。
2010年 5月 07日 (カテゴリ : 山本和弘)
2010 JCF JAPAN SERIES J1 XCO#2 in 箱館山
前回の開幕戦から約1週間。Jシリーズ戦第2戦に参戦してきた。結果は4位。レース中色々あったが、同じ条件で走って自分より速かった3名の選手は素晴らしい走りをしていた。今回は補給を失敗。そしてつまらないミスで集中力を欠い
てしまった。バイクに関してはセッティングミスで走りに集中ができなかった。今回良い事と言えば、後半補給をしっかり摂り集中力を戻してLAPタイムを上
げていけた事である。これは新たな自分スタイルの発見である。